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【Mレビュー番外編】ゴブリンスレイヤー1~3巻の感想

 エロRPGではないですが、TPRG風ファンタジーラノベことゴブリンスレイヤーは実質エロRPGという理論でレビュー。

 TRPGのTはテクノブレイクのTです。


・ゴブリンスレイヤーって?
 Webのやる夫スレで連載されていた「ゴブリンスレイヤー」の小説or漫画版。
 詳しい経緯はGA文庫のサイトを見るのが一番てっとり速いですね!

 ゴブリンスレイヤー(GA文庫公式サイト)


・TPRGでゴブリンの巣をいぶす「困ったちゃん」PCがファンタジー世界に実際にいたら!? というお話。

 TRPG(以下、卓ゲ)ではたまに思い出したように話題になる問題があります。
 たとえば、首ナイフ問題。「人質の首にナイフ突きつけられてるけど、ぶっちゃけナイフで刺されたダメージくらいじゃ(ゲーム的には)死なないよね」みたいな話です。そのナイフで12点ダメージが入るけどそのキャラはHP30あるから死なないぜ! みたいなゲームであるが故のメタな話と現実の矛盾が故の問題なわけですな。

 この「ゴブリンの巣をいぶすプレイヤー」も、首ナイフ問題と同じ古典的な問題行動のひとつでした。

 現実的に考えたら、巣穴にいる害虫を退治するなら薬剤焚くでしょ! 当たり前じゃん! なのですが、これがゲームになると、「いや、これダンジョンアタックして中にいる敵を倒すのが目的のシナリオなんだけど……」となってしまい、お話がそもそも破綻してしまうわけです。最悪の場合、依頼を受諾しました! 敵を戦闘せずに倒しました! 終わり! で終わってしまうのでゲームにならなかったりする。

 ゴブリンスレイヤーは、そんな困ったちゃんPLのキャラクターが、実際のファンタジー世界にいたら? みたいなアプローチで展開されています。
 そう書くとギャグっぽいですが、卓ゲ者にはくすりと来る導入なだけで、実際にはファンタジー世界のモンスターを理詰めで現実的に撃破していくのが痛快な作品でした。

 特に漫画版の冒頭はゴブリンの生態に関する描写も追加されているので、より主人公のプロフェッショナル感が味わえるうえに1話と2話が無料で見られるので、オススメ。

 ただ、世界観自体はダークを標榜するだけあってハードな部分もあるので、リョナグロが存在します。原作では一文でさらりと描写されていたり、あまり描写に固執していないのですが、漫画版だと執拗に描写を強化してくるので露悪的に感じてしまう場合がありますので、その点はお気をつけを。

・で、どこがエロRPGなの。
 今作の敵は一般的に雑魚敵とされるゴブリン。
 そして、女冒険者は負けると捕まって犯されるという……。

 はい。

 実際エロRPGですね。

 ルゴーム砦とか好きそうとか勝手に思っていたんですが、これを書くためにやる夫スレ漁ってたらそもそもお互いやる夫スレ繋がりですねこれ!

 ちなみにルゴーム砦ってなにって人! ここでエロRPGについてまとめてるからよろしくな!!

 とはいえ、犯されたのちに死ぬので、全年齢ものでは描写で端折られているだけで、実際には戦いの果てにこういうこともあるのだろうな……。的な感じなのでエロいかというと(原作は)特にエロを前面に押し出してるわけではないんですが、そういうことがおこなわれてる可能性が示唆されているのが大事なんだよな。

 なにより、「運」が大事であると描写しているのが、現実感と無情感を童子に演出していて良い。
 どんな冒険者であろうと、サイコロの目が悪い(=運が悪い)と死ぬ。そんな現実とTRPGの要素を重ね合わせて進行するストーリーラインが、現実とゲームの重ね合わせとしていいのですね。

 TRPGは、サイコロを振って遊ぶゲームなので、サイコロを振る都合上、運が悪いと熟練冒険者でも雑魚に負ける可能性があるわけです。(作中でも、単に運が悪いというだけで熟練が殺されてしまいます)
 電子ゲームなら、絶対の固定値があり、一定の乱数の間で数字が上下するだけなので、こういった運による致命的な失敗をよりシビアに描写するのはTRPGモノならではと言えるでしょう。

 そして、そんな中でダイスを振らずにクリアしにいく主人公、というのが生きてくる。
 前述のゴブリンをいぶす問題は、要するにダイスを振らずに口でゲームマスターを言いくるめる、いわば「口プロレス」での勝利なわけです。運が介在しないので、運悪く死ぬということはない。
 ゴブリンスレイヤーとは、この口プロレスの達人なわけです。

 作中ではゴブリンの生態を理解して対応するシーンは、TRPGでいうのところ「GM、ゴブリンってこういう習性あるからこれで一網打尽でしょ?」「ま、まあそうだね」と説得して有利な状況を得ていると解釈できます。

 ゴブリンスレイヤー作中には、実際にダイスを振って冒険者たちを導く神様たちがいます。だが、そんな神様にダイスを振ろうとさせない。自分たちの生き死にを運命にゆだねたりしない、とする意志。
 TPRGの困ったちゃん問題も視点をPLからPC自体に下げることで、こんなに美味しくかっこよくなるのだなー、というのは非常に気持ちがいいものですね。


 特に1巻の「ゴブリンという群体の恐怖」とそれに対して「運に頼らない(=固定値信者)主人公が策略とノウハウで立ち向かう」絶対ゴブリン殺すマンな話。1体の強い個体よりもゴブリンという集団の方が怖い、とする主人公。そしてひとりでゴブリンを殺してきた主人公でも倒せないほどのゴブリンの集団の出現……。
 と、1巻の内容(AA版と同様)は1冊で綺麗に纏まって面白い内容でした。

・ちなみに
 で、運に頼らない戦いなんてすごい! TPRGでもしよう! と思うかも知れませんが、何故こういうPLが困ったちゃんと言われるかというと、「これをされたらゲームにならねえ!!」ってことです。
 だって、ゴブリンのデータを用意してダンジョンもつくって、そのダンジョンを攻略しようという話なのにダンジョン爆破されたらもうEDにいくしかないですからね……。

 作者も真似しちゃダメと常々言ってるのはのはそういうことですね。満場一致で全員楽しくやれるならまた別だぞ!
 工夫するのはいいことですよ!!


・ダークファンタジーだけどダークに酔ってないのもいいよ
 グロくない、というか。実際にばさばさ人は死ぬんですが、残虐描写に酔っていないのが好感触。「ほらほら、悲惨に殺すよ~」と丹念に死んだ人間の描写を積み重ねず、ねちっこくないドライな文体で先に進めるので、悪趣味さを感じないようになっている。

 だって、蛮族のような種族に女性が捕まったら、こうなるだろう。という作品世界の当然のリアリティを書いているだけなので、悲惨な目にあわせたいから悲惨なことにさせよ~ とならないのってわりと安心します。物語的に必要な悲惨さなので。

 ただ、さんざん女冒険者だけ悲惨な目に遭う描写が男性が殺される描写より相対的に多いので、その辺り気になるといえば気になるでしょう。女性の方があからさまにリスキー。

 実際そうなんだろうし、男性の方が捕まったときの生存率は低いのでしょうが、死亡描写は圧倒的に女性キャラの方が多いし内面描写も(特に1巻の中盤で全滅した堅実PT)女性キャラの悲惨さを書きすぎて、うーん、ここはリョナ描写くさすぎるのでは……となったのが悩ましいところ。

 堅実はPTも運悪く死んでしまう悲惨さの描写にはなっているのですが、のちのゴブリンと親玉撃破に対するカタルシスに繋がってないのが単純にストレスとしてわだかまるんですよね。リョナ描写が好きなら違うのだろうなぁ。
 あと自分でやったセッションの全滅PTの話とかエピソードを再利用している気がするのだろうか、こういうのって。

・1巻が綺麗にまとまっていたため、2巻以降がどうしても……
 1巻がコンパクトに纏まっていたのですが、2巻目以降は敵がゴブリンなために、イマイチ発展性に欠ける内容になっていました。

 1巻は短編の連作方式のため、一般冒険者らしく複数の依頼を受けるわけですが、
 2巻は長編の話になります。一本の依頼に搾って活動するのです。

 これ、ゴブリン自体ではなく、ゴブリンが与えた影響のアフターケアのような話で、そこを調理するのはとても好きです。ああなってしまった人は、以後どう生きて行くのか? に触れていくのは、悲惨な話を悲惨なだけで終わらせない掘り下げてくれるのは単純に好みでした。

 が、その目的のためにある小目的が、ダンジョン内にいるゴブリンを倒すだけではイマイチ盛り上がりにかけてしまった。

 内容としては、街の地下がゴブリンの巣になったので、すみやかに処理してほしい……というものなので、何度も街とダンジョンを行き来して挑戦することになります。引き際を誤ると即死が待ち受ける戦い、こういった行ったり来たりのダンジョンハックは緊迫感があって面白いのですが……。
 ゴブリンがいくら厄介といえども、基本的に相手の個体と因縁があるわけでもなく。戦闘自体には盛り上がるものはどうしても少ない。

 そもそも、依頼自体に時間制限がないのです。ゴブスレが直々に頼まれたので当事者性はあるのですが、はやく全滅させないと街がヤバい、という差し迫ったものでもないので、戦闘以外では差し迫った危機がないのです。

 はやく倒さなければ街が地下に落とされてしまう! とか、そういった一大事があれば気が引き締まるのですが、そもそもそんな大事ならゴブリンスレイヤーではなく国が出張ってしまうので、「あくまで一般冒険者である」「一般冒険者と雑魚敵の話である」ことで話に制限がうまれてしまっている印象でした。

 まあ、あまり派手すぎない方がゴブスレたちの立場からしたら妥当かもしれないのですが、
 「物語を終えているときに、なにかが話が前進している気がしない」ことが気になる所です。宝物を得るとか、目的地に近づいただとか……。

 女神官さんも、当たり前ですがなかなか階級があがりませんからね。
 主人公の精神的な問題は変化があるし、事件も解決しているし、そもそも何か変わる、意味がある戦いになってしまったら英雄譚とか別のジャンルに変わってしまうのが、この小説の大変なところでしょうね……。

 3巻でも、ゴブリンはもう話のギミック程度。単純に、学習能力があるとはいえ主人公はプロなので学習させないように動くわけです。しかもまともに人語でコミュニケーションとろうとしないので、必然、ドラマを作ろうとしたら裏に人間を据えることになるのですが。
 やりすぎるとゴブリンスレイという本筋からズレるし、かといってゴブリンを強化しすぎるとゴブスレ以外もゴブリン退治の重要度をあげるのでゴブスレの異常性が薄れてしまうし成り上がりものにジャンルが変わってしまう可能性もある。

 ならこのままゴブリン退治をつづけていくだけで面白いかというと、それは過去の焼き直しになってしまう。
 あと、「他の王道ファンタジーで強いとされる武器防具を有り難がるのは素人(にわか)」みたいなニュアンスの主人公のスタンスが、だんだんと鼻につくようになってしまうところもある。繰り返される定番ネタがもう食傷気味というか。

 もちろん、これはあくまでゴブリン退治に限ったことだし、ゴブスレさん自体の技量は自分より隠したの階級相手に不意を打たないと勝てない程度(まあ、不意を打つ知能が武器なのだが)なので、こんな珍しいヤツがいますよ、な話なのだが。
 1巻で強敵を倒した方法のために、そのツケがあとの話で回ってきているようにおもう。どんな強敵でも単体なら口プロレスでどうにでもできるのだろうし、かといって群体のゴブリン相手だと前述したとおり……。

 ただ、4巻ではついに自分のPT以外での冒険がある。自分は、ゴブスレさんは槍使いと話しているときが一番面白いと思っているので、これが本当に楽しみ。ゴブスレさんに必要なのは、真っ当な男の冒険者とコミュニケーションをとることだし、「冒険」を知って欲しい……。

 最近どんどんとエルフさんが恋愛方面に傾倒しすぎて、「冒険させてやる」という言葉をなかなか実行できていないので、本当にゴブスレさん社会復帰な話でがんばってほしいなー、とか思ってます。
 TRPGの困ったちゃんPLであるゴブスレさんに対してだからこそ、「冒険させる」という言葉は二重に気持ちのいいものなんですよね。

 あと、メタフィクション的な要素を多分に含んでいるので、2巻の師匠の煽りとか、他作品を意識しているのかとイラッときたりもするのですが……。
 1巻の「お優しい冒険者が」という発言はゴブスレというバックボーン、実際に逃してしまった冒険者がいたことに対応しているし、女神官さんという実際に見逃してしまいたくなってしまった人の内面を書いていて、徹底したゴブスレさんが異常なのである、と書いてあるのでまあいいのですが。

 師匠の煽りは別にゴブスレさんがいってもないことを勝手に上塗りしてくる(=対応している展開がない)ので、まあ余計だったなぁ。「成功なんて万に一つもないかもしれない。だがそれでお前は諦めるのか」な話であそこまで茶化す台詞がいれられてもな。

 さて色々いっていますが、なにか言いたくなる時点でゴブスレは先が見たくなってくる話でした。どうやって着地させるのかも気になる。というか、文句の大半は「1巻(WEB版)の内容が手堅く纏まっているせいで他シリーズが蛇足感ある……」ってだけなので。
 かっこいいんですよ。「彼はけしてサイコロを振ろうとしなかった」とか、ひたむきな努力家っぷりが。
 ただ、話が進むにつれて「普通に戦闘してるしこれ判定してるよな……」となるだけで。

・信頼できる作者のダークファンタジーはいいぞ

 あと、なにが安心できるって、作者が正統派ファンタジーも好きだと明言していることです(これを書くためにやる夫まとめめっちゃ読みあさった)。これが信頼できる。

 いるじゃないですか。リアリティ(この場合、悲惨であると同義)のあるファンタジーが優れている。「おファンタジー」みたいに茶化すの。正義の味方なんて嘘っぱちだねって大真面目にいっちゃう人!

 これも、そういうシニカルな、他のファンタジー作品へのリスペクトのない冷酷カッコイイヤッター、な作品かと思いきや、歴代のファンタジーに敬意を持ってるわけです。
 だって、この作品はこの作品のリアリティレベルの範囲で「ビキニアーマーが何故存在するのか」に理由付けをおこなっているわけです。「ありえないではなく、何故そうなっているのか考えよう」を実践しているのが、好感の持てることです(まあ、そのビキニアーマーの存在理由が気に入るかは別として)。

 ダークな作品の方がライトな作品よりすごい、硬派、かっこいい! なんて他作品sage始める人っているじゃないですか。例えば「され竜が凄すぎて他のライトな作品浅すぎ~w 本当に同じ人間が書いた作品なの~w」みたいなこと大真面目にいっちゃう人。ギャグ作品がシリアス作品より低俗とか思っちゃう人。
 で、そういった思想の人がダークを書くと、なんか露悪的な態度や考えの甘さにイラッとしてしまう。悪逆非道に酔っているのに眉をひそめてしまう。でもゴブスレはそうじゃないというのが嬉しい。

 作品の思想が作者の意見と思うなは当然の話なのですが、まあこれは作者を信頼できるかできないかの話であったりします。ゴブスレの作者は信頼できる。


 今のところ、1巻以降は荒削りすぎるというか、キャラにしてもやる夫時代のAAデザインを引き摺りすぎてて残念(まあTRPGのキャラと考えると再現キャラとしてありなのだが……)と他にも気になる点はチラホラと。ポリフォニカからGA文庫に入った身としてこのイラストが嫌いなわけは断じてないのだが、それはそれとして独自デザインみたいよね……せっかく有名な方なのだし……という。

 とはいえ、応援したくなる作品であることは確かです。

 あと、これを読むとTRPGを遊びたくなるかもしれません。僕もやりたい。最近は冒企ゲーばかりなので、もっとこうガッツリ成長してパラメータたくさんあるやつ。
 ……お金が入ったらシャドウラン、買ってみようかな。
 ということで終わり。まる。

おまけ:そういえば18禁を含むサイトにはAmazonアフィリエイトが降りないはずなのでこの記事には広告リンクがないんじゃ。買うときは最寄りの書店に行くなりAmazonで検索するなりしてね!

2017/01/17 01:25 | マゾエロレビューCOMMENT(0)  

【雑記】カニバリズムグルメ漫画『人魚姫のごめんねごはん』がヤバい!

人魚姫のごめんねごはん
やわらかスピリッツ - 人魚姫のごめんねごはん(2017/1/16)

 『人魚姫のごめんねごはん』がすごい。
 ギリギリのバランス感覚で書かれたカニバリズムコメディ漫画でした。

 内容を簡単に説明すると、
 人魚姫が友人である魚料理を食べて魚の味に目覚める話です。
 もうね、魚料理を食べたときの反応がすごいです。

 めっちゃ美味しそうな顔でこう言います。



 「お友達を食べちゃった」



 食べちゃったじゃねーよ!!!

 これ殺された友人の人肉を食べてカニバリズムに目覚めちゃう系サイコパスカニバリズム漫画かよ!

 リンク先の説明にもある通り、この作品はグルメ漫画です。
 グルメ要素を盛り込んだ日常漫画、最近の流行りですよね。
 昔から人気ある題材でしたが、いまではクレヨンしんちゃんの野原ひろしが主役のグルメ漫画まで出るくらいに注目されている題材です。

 この漫画も日常系グルメ漫画……でありながら、主人公を人魚姫にして魚料理を食べさせるだけであっという間にオンリーワンの作風を打ち立てている。

 これがすごい。コロンブスの卵かよってくらい発想の勝利ですよ。

 だって、極々普通の料理を食べているだけなのに当人からすれば共食いなんだもんな……。

 このコメディタッチでありながら、「友達を食べて、しかも美味しいと思ってしまった」ことからくるグロテスクさと背徳感。この日常系でありながら、常なら感じようのない気まずい気分を与える読後感が唯一無二です。

 ただ……
 さらにすごいのは、読み終わってからなんですよね。
 ちょっと時間を置くと気づくことなんですが……



 魚が魚を食べるなんて当たり前じゃねーか!!
 食物連鎖だよ!!!



 魚食べなかったら何喰ってんだよ、プランクトンかよ。

 そうなんです、
 メインに据えられている魚が魚を食べることって、考えてみると普通のことなんですよ。
 魚が小魚の集団を丸呑みにしてる映像を見たって、グロテスクと感じることなんてあまりないでしょう。少なくとも、人間が人間を食べることより抵抗感を覚えることは早々ないはずです。

 『ごめんねごはん』の特徴として、本来は問題のない行為を、さも問題ある行為のように読者に感じさせる構成が上手いんですよね。

 「当たり前じゃん」「食物連鎖じゃん」と読んでるうちに思わせない。
 それもひとえに「意思疎通の取れる友人である」こと、「普段から魚たちと友人である演出がある」こと。

 さらに「友人同士でのエピソードや魚たちの交流が演出」されていて、作品世界に卑近さを感じさせるために「魚は人間たちに捕まってしまう」という現実的な問題からくるエピソードを盛り込み、人魚姫当初の目的が「釣られてしまった友人の供養のため」だった……。

 これらの要素が組み合うことで、読者が主人公である人魚姫とタブー意識を共有してしまうのですな。

 それでもって、冷静に考えてみると問題ないことがわかる題材であるからこそ、慣れるとグロく感じるという抵抗感が薄れて、ユーモアに味わい深さを感じるわけです。

 そもそも、「お友達を食べちゃった」といっているけれど、釣られた友人が料亭で自分に出されるなんてどんな可能性なんだと。
 だから実際に友達は食べていないっていうのもグロくしすぎないためのミソですね。
 いやまあ本当に食べてるかもしれないけど、どちらにせよ、大事なのは本人がそう思い込んでいることです。だって人肉食べさせられて「それおまえの友人だよ」と言われたようなもんですからね!!

 総括すると、
 「カニバリズム(タブー)に目覚めてしまった悩みの話」

 こう書くとかなりヤバい話でもあるんですが、それを人魚姫でやりつつ、前述の通り考えれば考えるほど何重にも予防線が張られていて読者を突き放しすぎずコメディに収めるバランス感覚。これがすごい、という話でした。

 1話ラストシーンの恐ろしさ、笑えるのに笑えないという感情が同居させられて見物ですよ……。
 オススメです。



2017/01/16 15:08 | 雑記COMMENT(0)  

【FGO】初心者向け なんとなくわかる種火回収

 種火が全然獲得できないし銅種火使っても全然レベルがあがらない!!!

 そんな声がこの年末年始に聞こえるようになってきました。ユーザーが増えていいことですが、確かにこのゲーム、動線が弱いのでサクッと解説しようと思います。

 慣れてきたプレイヤーはこういう方法で種火集めてますよー、こういうのを目指しながらのんびり成長しましょうねー、という話なので、既プレイヤーの人に目新しい情報はないです。

・種火周回はどうやっているのか。


 有名な種火周回の構成の一例。

IMG_8402のコピー 

 アーラシュ
 諸葛孔明
 全体宝具サーヴァントA
 全体宝具サーヴァントB

 孔明以外の三騎には虚数魔術、カレイドスコープなどのNPアップ礼装をつけておく。

 1.アーラシュで弓矢作成(NP20~30UP)、孔明やマスター礼装のバフでNPを100%にし、宝具を撃って1wave目を終わらせる
 2.サーヴァントAと、入れ替わりで出てきたBに孔明のバフをかけてNPを100にします。
 3.2waveと3waveを宝具で終わらせる。お疲れ様でした。

 クエストを3ターンで終わらせる、俗に言うFGOの高速周回構成です。実時間にすると1:30につき1周といったところでしょうか。

 このオーソドックスなスタイルに必要なものは、

 1.全体攻撃宝具要員×3騎
  →種火が一撃で倒せるならクラスはなんでも。
 2.3騎のNPを100%にできる手段

 です。

 ググればこの方法の動画はいくつもでてきます。

 この必要サーヴァント中、ひとつは、フレンドに借りることが可能なので、うち2騎を自前で用意できればクリアです。

 この構成、作れればなにも考えない作業が完了するのですが、まあすぐにはできません。

 でも、種火周回がキツイのは最初の頃だけ。いまを乗り切れば、あとは半分寝ながら周回もできるし手に入れた☆5をその日のうちに最終再臨させることも余裕です。

 つまり、ツライのは慣れない今だけなので、「これからもこんな大変な種火クエストをやらなければいけないのか……」と思っていた方はご安心ください、という話ですね。

・初心者の超級周回


 3ターンキルを目指して書いていくのですが、前提として。

 最初のうちは別に3ターンキルにこだわらなくてもいい。

 と思っておきましょう。

 が、最終的にはそこを目指すことになります。
 ゲームを遊ぶ時間が長くなったり、ガチャやイベントで礼装やサーヴァントが手に入ったら、そのたびにパズルめいて悩んでみてください。
 今回はレベルも縛っているのでスキルに制限をかけていますが、そうでなければNP上昇スキルはもっと多く使えます。

 低レベル低レアサーヴァントで、礼装まで縛っての3ターンクリアは(自分だと)ちょっと思い浮かびませんでした。
 一応、これから記述する内容は3ターンクリアを目指しつつ、実際は厳しいので妥協案を書いていきます。
 適宜自分にあわせてアップデートしてくれよな!

 それでは、初心者ということで一応無課金マスターを想定して、サーヴァント、レアリティともに☆3以下でできる編成で考えていきます。


・努力目標:アタッカー3騎のNPを100%にできる状況を目指す
 礼装やサーヴァントスキルにはNPを即座に増やせるものがあるので、それを利用しましょう。孔明が周回で強いと言われているのは、全スキルにNPバフ効果があるためです。

 この目標が達成できたら3ターンクリア達成です。では、徐々に近づけていきます。

 うち1騎はフレンドのバーサーカーを借りましょう。
 フレンドの中に「カレイドスコープをつけた全体宝具バーサーカー」がいる場合、それを借ります。
 これで、用意するサーヴァントは二騎になりました。

 フレンドのサーヴァントは、「ランスロット(バーサーカー)」、「源頼光」がオススメ。
 この二騎は、宝具で大量にスターを排出することができます。(タマモキャットもスターは出ますが、こっちは宝具で翌ターンスタンするのと自力でスター集中できません)
 二騎ともスター集中効果を持っているので、次のwaveではスターを集めてクリティカルバスターでぶん殴れば一撃につき一体は死にます。
 1waveは素で殴り殺して、2wave目でフレンド宝具ぶっぱ、3wave目はクリティカルBusterで半壊とかそんな感じ。

 編成に乏しい状況なら、このフレンドを介護しましょう。ゲオルギウス先生なら無条件で3ターンタゲ集中で保護してくれるので、たとえレベル1でもつれていきましょう。基本、タゲ集中で強バサカを保護しておけば、超級も回れるでしょう。
 基本はこれを繰り返して、編成を強化してください。

・NPを100%にするために必要なもの


 ■礼装編
 1.龍脈(☆3礼装)
   デフォルトでNP30%、限界突破でNP50%の状態で開始できます。
   フレポガチャでも排出されるため、積極的に獲得しましょう。

 2.宝石剣ゼルレッチ(☆3礼装)
   デフォルトでNP25%、限界突破でNP40%の状態で開始、+NP獲得量アップ。
   フレポガチャでも排出されるため、積極的に獲得しましょう。

 3.豊穣(☆2礼装)
   デフォルトでNP10%、限界突破でNP20%の状態で開始できます。
   まあないよりマシくらいに……。

 ガチャで虚数魔術、カレイドスコープなどの高レアNPチャージ礼装が手に入っていれば、トライする難易度がガクッと下がることは覚えておきましょう。NP50%チャージ+α効果の礼装はイベントでも手に入るので、それを狙うのも手です。

 ■マスター礼装編
 1.魔術協会制服
   味方単体のNP+20%があるので、最後の一押しに。コマンドカードで殴ることになった際にはコマンドシャッフルが一応保険になります。

 2.魔術礼装・カルデア、アニバーサリー・ブロンド、月の海の記憶 、ブリリアントサマー
   要は、火力バフがあるマスター礼装ということ。自前鯖の火力が足りない! というときにどうぞ。いくつか現在手に入れられないものがあるかもしれないが気にしないでほしい。

 3.カルデア戦闘服
   オーダーチェンジで、前衛と後衛を入れ替えることができる。後述するサーヴァントのスキルによるNPアップを狙う際は活用したい。また、アーラシュの代用としても使える。
   全体強化で火力バフできるのもうれしい。

 ■サーヴァント編
 一応低レア、低レベルでNPアップができる全体宝具サーヴァントをあげてみますが、
 あんまり参考にしないように……(このサーヴァント本来の使い方じゃないんで)。

 1.スパルタクス 不屈の意志 A(NP10-30UP)
   高レア高速周回は圧政!

   スパルタクス(バーサーカー)のスキル2。スキル2であり、かつ☆1サーヴァントである都合状、獲得が非常に簡単。そのうえでバーサーカーであり、全体攻撃宝具持ちなのが嬉しい。
   序盤のようなHPの低い相手にはバーサーカーは滅法強い。攻撃を受ける前に倒せるのでデメリットが気にならないからだ。なので、種火周回もかねて育てるのはあり。

   ただし、宝具レベルをあげきっておかないと、火力バフをかけても敵を取りこぼす場合もある。 3スキルを9レベルにして60レベルの状態で撃ったら全滅or1000以下残るみたいな感じ。

 2.パラケルスス 高速詠唱 A(NP55-80UP)
   ものすごい勢いでNPが増えるサーヴァント。反面、宝具火力は心許ない。
   100NPは簡単に獲得できるので、他のサーヴァントに火力バフでもかけてもらって欠点は補おう。自身も2スキルにエレメンタルというartsバフを持っている。他の火力支援と重ねがけをするとなんとかこう。

 以上、NPバフ持ちの全体宝具持ち☆3(強化クエストでの獲得は除外)。

 最終再臨まで持って行けるなら、アーラシュは特にオススメ。
 冒頭の動画でもあるように、NPバフスキルを持ち、さらに自身が死亡するという宝具のデメリットがメリットとして機能するからだ。しかも火力は単体宝具かと思うほどに大きい。種火以外でも非常に応用が利くサーヴァントなので、そのうち育てておくとよいだろう。

 ■まとめ

 フレンドの強バーサーカーを持ち出して、頼りまくりましょう。NPアップスキル持ちを育てて3ターン周回できるようになりましょう。安定したら完成。以上です。




 わりかし適当に書いてみましたが、よい種火ライフを!

 ……ああ、次は素材周回だ……。

2017/01/04 05:53 | 雑記COMMENT(0)  

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